2025年4月24日、ドコモが、新しい料金プランを発表しました。どのような人にメリットがあるのか、またデメリットがあるのか、解説したいと思います。

どのような料金プランなのか
NTTドコモは、ユーザーの多様なニーズに応えるため、以下の4つの新料金プランを発表しました。
ドコモ MAX
- データ容量:無制限
- 月額料金:
- 1GBまで:5,698円
- 1GB~3GB:6,798円
- 3GB以上:8,448円
- 特典:
- 「DAZN for docomo」見放題
- 「Amazonプライム」月額会費6カ月割引
- 国際ローミング30GB無料
- 割引適用後最安料金:
- 1GBまで:2,398円
- 1GB~3GB:3,498円
- 3GB以上:5,148円
ドコモ ポイ活 MAX
- ベースプラン:ドコモ MAX
- 月額料金:11,748円
- 特典:
- dカードまたはd払い利用で最大10%のdポイント還元(上限5,000ポイント/月)
- マネックス証券の「dカード積立」で追加1%還元(上限1,000ポイント/月)
- 「Amazonプライム」月額会費6カ月割引
- 「DAZN for docomo」見放題
- 国際ローミング30GB無料
- 割引適用後最安料金:8,448円
ドコモ ポイ活 20
- データ容量:20GBまで、20GB超は無制限
- 月額料金:
- 20GBまで:7,898円
- 20GB超:9,570円
- 特典:
- dカードまたはd払い利用で最大5%のdポイント還元(上限2,500ポイント/月)
- マネックス証券の「dカード積立」で追加1%還元(上限1,000ポイント/月)
- 「Amazonプライム」月額会費6カ月割引
- 割引適用後最安料金:
- 20GBまで:4,818円
- 20GB超:6,490円
- 実質最安料金(ポイント充当時):2,068円
ドコモ mini
- データ容量:4GBまたは10GB
- 月額料金:
- 4GB:2,750円
- 10GB:3,850円
- 特典:
- 「Amazonプライム」月額会費3カ月割引
- 4カ月目以降、毎月120ポイントのdポイント還元
- 割引適用後最安料金:
- 4GB:880円
- 10GB:1,980円
これらの新プランは、従来の「eximo」「irumo」に代わるものであり、2025年6月4日をもって「eximo」「irumo」の新規受付は終了します。
メリットがある人はどのような人か
新料金プランのメリットを最大限に享受できるのは、以下のようなユーザーです。
データ通信を多用するユーザー
「ドコモ MAX」はデータ無制限であり、動画視聴やオンライン会議などで大量のデータを使用するユーザーに最適です。特に、DAZNやAmazonプライムの特典が付帯しているため、エンタメコンテンツをよく利用する方には大きなメリットがあります。
ポイント還元を重視するユーザー
「ドコモ ポイ活 MAX」や「ドコモ ポイ活 20」は、dカードやd払いの利用で高いポイント還元率を誇ります。日常的にこれらの決済手段を使用しているユーザーは、月々の通信費を実質的に抑えることが可能です。
データ使用量が少ないユーザー
「ドコモ mini」は、4GBまたは10GBのデータ容量を選択でき、月額料金も比較的低価格です。自宅でWi-Fiを利用し、外出先でのデータ使用が少ないユーザーにとって、コストパフォーマンスの高いプランとなっています。
デメリットがある人はどういう人か
一方で、以下のようなユーザーには新料金プランが合わない可能性があります。
中間的なデータ使用量のユーザー
月間データ使用量が10GB~20GB程度のユーザーにとっては、「ドコモ MAX」ではオーバースペックであり、「ドコモ mini」では容量不足となる可能性があります。このようなユーザーは、料金とデータ容量のバランスを慎重に検討する必要があります。
ポイント還元を活用しないユーザー
「ドコモ ポイ活 MAX」や「ドコモ ポイ活 20」は、ポイント還元を前提とした料金設計となっているため、dカードやd払いを利用しないユーザーにとっては、実質的なメリットが少なく、月額料金が割高に感じられるかもしれません。
割引適用条件を満たさないユーザー
各種割引(みんなドコモ割、dカードお支払割、ドコモ光セット割、ドコモでんきセット割)を適用することで月額料金が大幅に下がりますが、これらの条件を満たさないユーザーは、割引前の高い料金を支払うことになります。
まとめ
NTTドコモの新料金プランは、ユーザーのライフスタイルやデータ使用量に応じて柔軟に選択できるよう設計されています。データを大量に使用するユーザーや、ポイント還元を積極的に活用するユーザーには大きなメリットがあります。
一方で、中間的なデータ使用量のユーザーや、割引適用条件を満たさないユーザーにとっては、慎重な検討が必要です。自身の利用状況を見直し、最適なプランを選択することが、通信費の節約と快適なスマホライフの実現につながります。
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